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『割烹やま』の山内です!
ぐるなびをご覧の皆様に、
少しでも『割烹やま』について知って頂こうとブログをスタートさせることにしました。
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2009年11月

2009年11月23日 (月)

物語(特別編)

あれから10年近くたった。もう俺の事をゴミという

人間はいなくなった。1月2日俺は料亭山川でお節料理の仕事を終え

帰る途中、山川の親方に呼ばれた。

「やまーちゃん」「はい」「話あんねん、こっちの部屋おいで」

「失礼します」俺はニコリともせず部屋に入った。

「まあ~そうかたくならないで、」「はい」

「もう、師匠そっくりやな~」「仕事終わったんやし」

「師匠ほど眼光はするどくないですよ」ニコリともせず真顔で答えた。

「まぁまぁ」「それでな本題やけどな、やまちやん、なべちゃんとこ

破門なったやろ~」「はっはい。」「うちで頑張ってくれへんかな~」

「なべちゃんにはもう話しついてるからな」「はっはい」

山川の親方は心配そうに声をかけてくれた。

ありあまる給料の提示に感謝した。しかし「今日、師匠の所に行きますので

その後考えます。」「また、明日から、2か月間大分で仕事ですし」

「なべちゃんに宜しゅう言っといてな」「はい。」

そして丁寧にお辞儀して、山川を出た。


俺はあれから井上と競いながら、店のため、いや師匠のために

努力してきた。お店はバブル崩壊後も予約の取れないお店を維持した。

俺の給料も2万6千円から始まってサラリーマンの3倍以上もらった。

両親に家を買ってあげた。一つの目標を達成した。

そんなある日、専務が一言。「合理化」これから、全員8時間勤務で

週休2日制にする。そして合理化でセントラルキッチンより

パンや、ケーキは納品する。

この一言で、俺の人生は変わった。ゴミ時代に仕事が終わってから

楽しみなエアー皮むきも、しょんべんかけられても耐えたり、殴られたり

走らせたり、仕事を覚えるために我慢してきたすべてが、この一言で、否定された気がした。

なんか「おまえ、あほやな~そんな頑張って」と言われてるみたいで腹が立った。

そう死にものぐるいで学んだ事を、入ってすぐの奴がボタン一つ押すだけで

すべて済んだ。もうここには自分は必要のない人間かもしれない

「じんちゃん、俺どうしたらええんやろ~」

師匠はもっと怒ったが、もめる事もなく解雇になった。

俺はもちろん後を追った。「師匠、あなたについて行きます。」

「くるな!」「いいえ、行きます。」「・・・・」

「僕は、師匠がいなかったら、ただのゴミなんです。」「師匠がいたから

ここまで頑張れたのです。」「ダメなら、ここから飛び降ります。」

「俺は本気ですよ」師匠はすごい顔でにらみつけた。

俺も負けずににらみ返した。人生で最初で最後の反逆だった。」

「給料も何もないぞ」ニコニコして「ゴミに必要ないです。」

それから、俺は旅館やホテルを全国に回る仕事になった。

テレビや雑誌には、いつも井上がいた。彼はすごいと尊敬した。

この旅館回りの仕事は、精神的にきつかった。

初めて入る職場第一声は決まって、「おいおい、なんや若い者が来たで

俺らもなめられたもんよ!」ほぼどの店も同じだ。

「にいさんよ!関西の有名店におったからいうて、調子乗るなよ!」

これも決まり文句だ。それでも、帰りには、やまちやんまた来年も来てや

と帰りには言ってもらえた。ただ、あまりにものプレッシャーと自分の

リミッターを超える仕事と不正、偽装、セクハラ、競馬がながれる厨房にボ

ロボロになった。そして俺の顔から笑顔は消えた。もうゴミの頃ようなトー

クもなく、みんな、俺の事をマシーンと呼んだ。だが、仕事には困らなかっ

た。何でも「はい。」しか言わないからだ。


そんなある日カウンターの仕事が入った。初めて立つカウンターで

「おまたせしました。造りの盛り合わせです。」と出すと

お客さんが顔恐いと小さく言った。

「すいません、ホント」笑顔を作ったがうまくできなかった。

お詫びに「このカツオですけど、カツオは・・・・・・・」と

歴史的なうんちくを話した。すごく喜んでくれた。「嬉しい、喜んでくれた」

それから、ちょくちょくカウターの仕事が増えた。」

不景気で、ホテルの仕事などが減る一方、カウンターの仕事が増えた。

みんなが急に親切になったような気がした。

少しづつ笑顔がもどった時

徳島の旅館の仕事で前日にお店につくと「ごめん!」「今すぐカウンターに出て!」と言われ「はい!」とカウンターに着くと大阪のお客様で

鳴門鯛を食べにきたらしくおかみさんが用意できるまで話してちようだいと

いつものように「刺身って何で刺身言うか知ってます?」

「鯛って春にエビをたくさん食べて真っ赤になるから桜鯛っていうんです。」

「天然の真鯛は・・・・・」と話していた。お客様は「もうはよ出してよ

食べたい~」「にいさんが造る鯛絶対うまいやろう~」

とその時俺の前に出た鯛は、養殖だった。俺はおかみと料理長の顔を見た。

早く出せといっている。この流れの板前は、オーナの言う事はどんな事でも

聞く事が絶対条件なのだ。

しぶしぶ鯛をだした。「こんなん詐欺や、外道や、俺は外道や」

その晩、あの家族の事が頭から離れなかった。

俺も昔、よくだまされたわ。あの時、泣いとったやん。

山川の親方が「客の人生を変える事もあるんや」「俺は外道や」

「もう話すのはやめよう」[詐欺師や!」
それから、魚のうんちくは、いっさいやめた。

人と話したり、笑う事などいっさいしなくなった。

でも、仕事は完ぺきに頑張った。みんなが褒めてくれたが

心は冷めたままだった。「やめたい」と毎日思った。


そんな時
大阪に帰るたびに行く居酒屋があった。いつも一人で料理も2品同じ

ものを頼んだ。ところがある日「御兄さん~」「なんや」「これサービス」

「肉じゃがオムレツたっちゃんスペシャル」「僕が考えてん、旨い?」

「う、うん旨いわ~」「けど、何で?」「兄さん板前やろ、親方言うとった

しかもええとこ働いてたんやろ」「おおう、そやっけど」「めっちゃ寂しそ

うやから、元気出してもらおうと」の言葉を聞くまに

俺の目から、涙がこぼれた「そんな、おおげさな、泣かんといて」

「違う違う」そう自分と師匠の出会いを思いだした。

「なぁなぁ、特製やまスペシャルのピラフ」「ふざんけんな!あんた、寂し


そうやから、だから俺・・・・」「あの人しやべられへんねや!」「あの人笑顔にするねん!」


俺には、無理やった師匠笑顔になんかできひん。外道の料理人やもん


自分の笑顔の作り方もわかれへんねんもん

「頑張りや!職場のブランドとかまったく関係ないねんで」

「今俺に出してくれた、その気持ちでいつも料理するねんで」

「俺みたいな腐れ料理人になったらあかんで!」


その店を出た。

それからもいろんなお店を渡り歩いた。2人で始めた会社も20人を超えた

師匠も大きな家に住んだが身体が悪くなり入退院をくりかえした。

そして、一通の手紙を北海道で受け取った。

そこには、破門の文字が書いてあった。

師匠は、もうこれ以上俺を廃人にしたくなかったのだと分かった。

山川から師匠の所に行く間、緊張した「もうこの仕事はやめよう」

心に決めていた。「なんて話そう」

部屋に入ると、おかみさんが、「奥でまってはるよ」「やまちゃん今日は

あの人の事、師匠でなく、おやじって呼んであげて」「おっおやじ?」

「でも偉そうじゃないですか?」「あの人、あいつ何で師匠なんやろ

嫌われてんのかな?」とか言ってはったで

俺は部屋に入った

背筋がピーンとのびた紫のスーツの師匠がいた

「おやっ師匠ただいま帰りました」「山川で話は聞いたか?」と書いた

「はい、」「気使わんと、山川に行け」と書いた。

「まだ、考え中です。」「それと大分の仕事で終わり」までいいだした時

目で、前の紙を指差した。「破門状」こういう流れの仕事は、単独で

お店いかないように破門にされるのが常識なのだ

そこには「いつまでも、お前をそばにおいたら、お前をつぶしてしまう。

お前はいつもワシに拾われて、今があると言うがワシがお前に守られて来た。

お前は純粋に何も疑わず俺のやる事に耐えてきた。ワシは言葉がしゃべられない事にすねていた。そんな人生に希望をくれた。毎日がワクワクした。
でも結果的にお前をつぶしてしまった。すまないと思っておる

俺は、それ以上読めなかった。涙がとまらず、何も見えなくなった。

「おやじ!」と叫んで膝までいった。そして「俺はおやじを笑顔にしたく・・」その言葉を言いかけた時

俺の耳に信じられない言葉が聞こえた

     「あでぃがとう」「あでぃがとうな」「すまながった。」

と「おやじぃ。もったいない。」「もったいないです~」

俺は泣き崩れた「そんな、そんな、言葉、俺なんかに、おれなんかに~」

初めて聞いた、おやじの言葉。全身鳥肌がたって震えたそう血は違うけれど尊敬したおやじの言葉

俺はずっと甘えたかったかも、優しい声をかけてもらいたかった

その一言ですべて満足だった


それから、ずっと話した。おかみさんが「あの人ずっっと練習してたのよ」

「病院のトイレで」

俺は時決めた。「もう誰の下にも働かない。生涯俺の上司はこの人だけだ」

「小さい大衆のお店から、スタートしよう」正直なお店をしてお客様が

みとめてくれたら、いつか料亭をしよう~。」誰かに何処で修行したん?

聞かれたら「渡辺竜三」と答えよう。いつかこの人が世にでるように

一から勉強しよう」

おやじは、ずーと笑顔だった。初めての風景で俺もずーと笑顔だった。

ゴミと紫のスーツのおっさんは無邪気に語り合った。

俺の目標は達成できた。

そして大分に行き、ながれの最後の仕事をしていた。

仕事中呼ばれた、「電話、大阪から~」俺はピーンときた

「今、仕事中やから」「けど、おかみさんから」

「ええ、言っとるやろ!」「仕事中やねん!」と怒鳴った。

それは、師匠が亡くなったという電話だった。

仕事が終わると「帰るか?」と尋ねられたが「いいえ」最後まで仕事させて

ください。お願いします」と真顔で答えた。

みんなが「あいつ、やっぱり血ないで~」「冷血や~」「うわさはほんまや」と言った。

親方が「アホ」「ゴミ捨て場行ってみろ」と言った。

そこには、一人の青年が泣き叫んでいた。


「何で、何で逝ってしもたん?」「何でなん」「俺、また一人やん」

「どしたらいいの?」「おやじ答えてくれ!」「うおおおおおおおおおおおおお」

「もう無理や、もうやめる、こんな、こんな仕事」

「貴方が教えてくれた、こんな仕事、仕事俺は命かけてやり続けます。」

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


一晩中泣いた。そうゴミの時のように、ただあの時と違うのは

紫のスーツのいかついおっさんは、そこにはいなかった。


構成・・・・・・・やま

監督・・・・・・・やま

証明・・・・・・・やま

音楽・・・・・・・やま


バラード♪

俺は貴方を笑顔にしたかった。それだけだった

そのために、人に馬鹿にされようが頑張った。

まじめな事がいけない時代に逆らった・

でもあの人の笑顔は手に入らない。

ただ、あきらめはしない、あきらめなければ

歩きつづければ・・・・・・♪


おしまい

2009年11月22日 (日)

たくさんの応援ありがとうございます。

いろんなところで、僕のブログを

紹介していただきありがとうございます。

感謝でいっぱいです。

そして、長い時間読んでいただいてありがとうございます。

みんな疲れた事でしょう~

そのついでなんですが

実は特別編があるのです。

しかも、こちらを伝えるために5話があるようなものです。


題名は、師匠との決別、破門になるゴミです。


ゴミも一人前の料理人になるのですが・・・

僕の独立した理由とか、いろいろ書くつもりです。


なんとなく生きてると感じてる人とか、自分は損ばかりしてると思う人

後、人を信じられない人に読んでもらいたいです。


暇な時に読んでください。

2009年11月20日 (金)

物語(最終回)

毎日、毎日エアー皮むきに励んだ。


それは、新人料理コンテストに出れるかもしらない

それだけが、生きる望みだった。

今年のテーマはデザート。なんか人が喜ぶアイデア

ないかな~技術でなく、愛やねん!そう感じた。

2月7日朝、厨房に行く途中陳さんとすれ違った。今から

中国に行くらしい~後で僕のコーヒを飲みに来るらしい

さぁ気合い入れて、頑張るぞ!

ここ数日のイジメはひどかった。もう布団にはゴミだらけになって

いたり、しかたなく廊下で、寝てると頭から水をかけられたり

2月ですよ、どういう事になるか

ただ、ゴミはあの田内さんの事で頭がいっぱいだった。

「ごっめん」「私が料理へたや」あの言葉が頭から離れなかった。

「俺は、俺は」「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

寮の廊下で叫んだ。すべての部屋の電気はついたが誰もこなかった。


さて、掃除も終わり、コーヒの準備と思った時

陳さんが、入って来た

「おい!」「おまえ」「何してんねん!」どなりあげた


「コーヒ?」「違う、今日マラソンの日やろ!」

「へっ」「あ~田中さんが今日が変更で来週に」「あほ」

「今日や」「「田中もう行ってるぞ!」「そっそんなん」

「お前、今すぐ行けるか」「はっはい!」

陳の車で会場まで走った。「間に合えばよいが」「お前、昨日寝たか?」

「20時間くらい」笑顔で答えた。

「大丈夫か?」「僕は負けません」「僕を応援してくれる人がいるかぎり」

「そんなにおるのか?」「3人くらい」「えっ」「陳さんも入ってるんですけど」「・・・・・・」

「俺は、今から空港に行かなあかんから、マラソンは、見られへんけど

頑張れよ」陳は怒りで爆発しそうだった。

「あの~田中さんには、何も言わないでください。」「なんでや!」

「走りで、勝負しますから」「お前、なんかスポーツしてたんか?」

「ぜんそくで、見学してました。」「・・・・・」

一方田中は

「やっぱりゴミはこなかったな」「そらそうよ~」

「田中さんみたいに走れるわけないじゃん」

「あいつ偉そうな事言って、やっぱりゴミやのう」ははははは

総勢15人くらいで騒いでいた。「ねぇ谷口さん」「うっうん」

すると、場内放送で、谷口と田中が呼び出された。

そこには、陳とゴミがいた。

ゴミは、陳さんに何回もお礼をいい、田中さんのところに行き

「すいません。遅れて」

そして、谷口を見た。寂しかった。友達や思っていたのに

これで2人しか、おらんようになった。

ただ、総勢15人は、「頑張ってね~」と応援した。


そして、ゼッケンをもらいスタートに向かう時

「キミ、すごいシューズ履いてるね。」

「えっ」「それ10万以上したでしょ」「えっ」「あっはい」

あかん泣きそうや、あかん、今泣いたら、あかん

スタート場に着くと、田中はゴミより50人くらい前でスタートした。

みんな走りだした。後ろのゴミは、歯がゆかった。

「まだ、」「まだ、」そして田中から5分遅れてスタートした。

「おりゃ~」と出たものの前がつまって走れなかった。

まあ~先は長いしのんびり行こうと思ったけど、40キロのイメージ

がつかなかった。「こんな年配の人も走るんや」「完走できるよ俺」

そして、頭の中では初めてあのホテルに来てから今までの事が頭によぎった

そして、笑えてきた。「俺なんで走ってんねんやろ!」「何でやろ?」

俺、料理やりたくて来たのに・・・「走る意味ある?」

そして10キロを超えた、「余裕やん!」「行くぞ~」ペースを上げた

ただ、一つ疑問があった。「あの水は、お金いるのかな~」かってに

とってるように見えるけど・・・「喉かわいたなぁ~」「金ないしなぁ~」

「みんな、無駄に捨ててるし、バブルやな~」「いくらするのかな?」

「聞くのん恥ずかしいし」「お金ないのん?言われたら・・・」

「我慢」「我慢」そして18キロを超えた、あかん、喉が燃える

みんな捨ててるし、拾うかな~水残ってるしなぁ~

と思ったが、カッコ悪いのでやめた。

そして、つっらい、ホント辛くなって来た。その時これ飲んで頑張りや~

と知らないランナーがスポーツドリンクをくれた。

「旨い、これでいける」「田中さんやっぱすごいな」「スピードアップ」

いちいち両手をあげてポーズをとった。見ている人が笑った。

そして、今度はバナナをくれた。そこで「なぜ?」「そのシューズのメーカ

なんです。」「頑張ってください!」「ありがとう~」「田内さん」

でも、やはり疲れてきた。「しんどいなぁ~」「どうしょう」

「よし」歌を歌いだした。しかも、作詞作曲ゴミの歌


俺は最低ランクの人間さ~人からみんなゴミかすと呼ばれてる~オウオウ

だってゴミだもの恐いものはないさ~オウオウ

なんだってやるさ、マラソン、階段へっちゃら、へっちやら

しょんべんかけられても、殴られても、いつか笑顔にするためなら

オウオウ俺は最低ランクの・・・・~

わけのわからん歌を大声で歌いながら走った。

みんな笑った。そしたら、水はくれるし。チョコももらった

なぜか、キムチももらった。しかも、食べた「水~辛れ~水」叫んだら

水もくれた。そのうち25キロを超えた。「田中さんすごいなぁ~」


ところが田中は15キロで棄権していた。

みんな集まっていた。

「田中さんどうしたの?」「足の古傷が・・・」

「ゴミは?」「とっくに棄権して帰ったわ、情けない奴やわ」

「なぁ~谷口」「うっううん」

「ほんとゴミやもんね、仕方ないわ」「これでクビね」「せいせいするわ」

「あははははっははあ」と大笑いして帰っていった。

ゴミの服をおきざりにして


ホテルでは、田内は気になっていた。「ゴミくん休み?」「風邪」

ただ、仕事は忙しいのと、2月14日は忙しいのにゴミのため休みを

無理にもらってるので、何も言えなかった。厨房でもまったく

同じ人がいた。西田だ。気にはなっていたが、立場上何もいえなかった。

ランチが終わり、一息ついた時に井上が「ゴミ走ってるんかな~」と言った

それをきいた西田が、「今日か、来週やないんか?」井上がびっくりして

「いえ今日です。谷口と田中さんで寮でていってましたから~」

「ゴミは行ったのか?」「それは知りません」ぶっきらぼうに答えた時

田内が入ってきて、「今日なの?」「ホント今日なの」井上はびっくりした

あの冷静な田内さんが・・・

「誰か応援に行ったの?谷口と後10名くらい」井上が答えた時

田内は、涙ぐでいた。「今から、私行きます!」「ダメなら辞めます」

西田が、それを止めた「今から、行っても間に合わないし」

一同静かになった時谷口が入って来た。

涙目で「ゴミが、ゴミが・・・」「井上がどうした?」

今までの経緯を谷口が話した。すると突然、井上が、谷口を殴った

谷口が倒れれた。「これから、ゴミをいじめるのは俺一人や誰も手だすな!

それから、「あいつ、ここまでどうやって帰るねん、おう」

「今から、寮に行って井上軍団連れて会場に行け、それで、田中さんも

居てたら呼んでくれ!俺あの人の秘密知ってんねん」

で、「西田さんも行ってやってください。田内さんとお願いします」

ここでできる事は、徹夜してでも井上がやりますので、お願いします!」

みんなで会場に向かった。

ゴミは、35キロを走っていた。もう何も考える気力もななかった

だが、また、あの一言が「俺これ以上いじめられるのが恐いねん」

「ごめん、」「私が・・・・」

「くそ!」「ゴミかすにしんどいとかいう権利なし!」「おおおおおおお」

その時、「そうだ、新人コンクールこれでいこう」「田内さんにプレゼント

するねん」「これはいいアイデアや~」

そして、40キロを走った「みんな、待っててや」「完走や」「べラリンの
崩壊や!」「涙が出てきた。」

15人が温かく、見守ってくれる絵を想像した。横を見るとゴールした

人が、祝福されてる。毛布にくるまって、喜んでる。

「暖かそやなぁ~」「俺ももうすぐや」「やったで」「俺走り切ったで~

「ゴミコールとかいらんで、恥ずかしいから」「頼むで・・・・」

そして、ゴール後200メートルみんな声援してくれる。

ただ自分の仲間は誰もそこにはいない。いなかった。

谷からつき落とされた気分だった。絶望ってこんな事なん

そして、一人ぼっちでゴールした。誰もエールはなかった。

係の人が友達は?お連れは?とたずねた。ゴミ「おらん」「一人や」

もう全身の力がぬけていたが、この場から去りたかった。

記録の紙ももらわず、そこを去った。ほかのグループのみんなの喜ぶ声が刃のように

ゴミの心につきささった。「俺、何期待しとんねん、」「あほやな~」「ゴミやで」

「応援してくれるわけないや」だって俺はゴミやもん最低ランクの人間

と歌いながら泣いた。たくさんの人がこちらを見た。辛かった。恥ずかし
かった。

耳の奥に「あの人マラソン一人できたんやで~」「友達おらんねんで~」

そう聞こえた。そして突然凍えた、集合の場所に行くと無残にも

ゴミの服が落ちてあった。服といってもコックコートとTシャツ一枚

だけだ。「寒いな~」「ここ何処?」ただ、この場所からは、去りたかった

「あの係の一言、キミ一人?」がゴミの頭の中で追いかけてくる

どうやって帰ろう~。帰っても誰も喜んでくれへんし

「親方ぁ!」「親方は俺に何を望んでんねん」「答えてくれ!」「答えてくれ」


西田と田内が会場に着いた。もう片付けが始まっていた。

「ゼッケン728番の男の子見ませんでした?」田内が聞いた。

ああ~あの子ね、お連れの方?「はっはい」「何処に」

「これ、記録証明書、受け取らずに行ったから」

西田が受け取った

「あっあいつ」田内が完走したの?と覗きこんだ

3時間27分だった。「すごい」「田中でも3時間30分きれないのに」

「ねっ何処よ、何処にいるのよ」「ゴミ~~~~~~~~」

2時間くらい探したが見つからなかった。

西田が上服着てないんやろ~はよ探さなやばいやろ~

その時、西田のもとに紫のスーツを着たいかついおっさんが来た

「親方!」西田は頭を下げた。田内は、「何よ、何しに来たの?」

「冷血人間!と叫んだ」紙に「見つかった」「●●ホテルのゴミ捨て場

と書いてあった。その時西田も田内も、ホテルを辞めるつもりだった

ゴミと会うまでは


ゴミ捨て場で、ゴミに埋もれて暖をとって寝ていたのだ。

警備員がゴミのコック着を見て電話してくれて、親方が来て

警備員に謝ったみたいだった。

西田と田内はゴミに駆け寄った、「大丈夫?」「大丈夫か?」

ゴミは「これでべラリンの壁も崩壊ですよね。」「そっちにいけるよね」

西田と田内は涙を流しなが「当たり前や、頑張ったもん」

そして最後にゴミは「これで親方笑顔にできるなぁ~」

「西田さん田内さん一緒に親方笑顔にしょうね」「宜しくおねがいします」


数日後
田中はホテルを去った。マラソンに負けた分けでなく、ホテルの皿などを

横領していたのだ。井上がちくった。


おしまい


構成・・・・・・・・・やま

編成・・・・・・・・・やま

監督・・・・・・・・・やま


作詞作曲・・・・・・・ゴミ


♪俺は最低ランクの人間さ~オウオウオウ

バブルもサムプライム問題も恐くないさ


だってゴミだもん・・あの人笑顔にするためなら

何時間立たされても、寝る間なくても

べラリンの壁も崩壊さ、ジャガイモなけりゃ、エアーで

へっちゃらさ~だってゴミだもん♪

2009年11月16日 (月)

物語4続き

みんな帰るのが待ちどうしかった。

拾ったぺティナイフで、練習したかった。

そんな日にかぎってなかなか誰も帰らない。

そうだ、事務所の前にクリニーングを取ってくるように

頼まれてたんだ。

「こんな時間でも入れるのかな?」

そのまま事務所に着くと井上達が騒いでた。

ゴミはおそるおそるそこを通ろうとすると

そこには、新人料理コンテスト募集と書いてあった。


ぼっおっと見てると、井上が「何か見とるで、あいつ出るつもりちゃうか」

はあははあはと高笑いした。続くようにみんなが高笑いした。

「まあっもうすぐクビやけどな」

ゴミは黙って行こうとした時、和食の料理長の平山が来た

「君も出たらいいじゃない」「新人やろ」

「はい。」「ここに署名してその箱に入れときなさい。

「はっはい!」力づよく返事した。

井上が「これ何人でるんですか?」「全国やから1000人くらいかのう」

「せっ千人」声高く佐々木が答えた。


平山が「井上は、どんな料理作りたいんや」

「そっすね、みんなはっと言わせる華やかな料理で俺の技術をみしたるわ」

続いてゴミに「キミは?」

「ぼく、ぼくですか?」びっくりした、まさか自分に聞かれるとは?

とっさに「僕は、何もできません」そこで全員が大笑いした

平山が「まて!」「それで?」

ゴミは「でも、お客様が喜んでくれる料理を!」また皆大笑いした。

だが、平山は内心びっくりした。バブル時代中々聞かない言葉だった。

「こっこいつ」

その時、井上が、お疲れ様です!料理長!

全員姿勢がよくなった。ゴミは、入った日以来、近くで親方を見た事なく

もう泣きそうだった。ゴミの前通る時もニコリともせず前を歩く時

ゴミは小さな声で、「料理歴史本ありがとうございます」

と言った、親方の顔が一ミリくらいほほ笑んだように見えた。

やっぱりそうだったんだ。もちろんぺティナイフは、西田さんが

くれた事もわかっていた。ただ、あのマラソンなんやらは、誰やろ!

「あっあれそのままや」心のなかで叫んだ。

厨房に帰るとみんな帰っていた。

新人コンテストもあるし、練習、練習、ぺティナイフを取り出した瞬間

谷口が入って来た。内心イラっとした。

谷口が「もし田中さんが・・」と言い出した時ゴミは、

「もう、邪魔せんといて、料理コンテストも近いねんから」

谷口「でも」「お願い、俺時間ないねん」といいながらもうエアージャガイモ剥きを始めていた。

谷口は、「そそう」と言って出ていった

ゴミは、何回か練習してると、またドアが開いた。そっちを見るとびっくりした。

ホテルのアイドル的存在の田内めぐみがそこにいた。少し酔っていた。

田内は、社長の娘で帰国子女で、フランス語も英語もペラペラだった。

モデルの仕事を辞めてここに来たくらい美しかった。

ただ、このホテルでは、いつも孤独だった。自分の事が嫌いで

仕事以外、まったく笑顔のない子だった。ホテルで唯一料理長室

に出入りできる女子で、そこも恐がられた。

「おい、ゴミ、私が置いた、マラソンの本そのままにしたやろう!」

ゴミはびっくりして「はっはい。」「すいません」「けど」

「けどもゴミもない」「私が置いたの」「すいません」

「で、何してるの」

「はい、エアーじゃがいも剥きです。」恥ずかしそうに言った

「じゃがいもぐらい使えばいいでしょ」「それはダメです。」

「誰かダメって言ったの」「いいえ、」「でもダメなんです。」

「何言ってるの?」「まあいいわ、それより靴持ってるの?」

「靴?」長靴を指さした、「違う、マラソンの靴」「あっそうだ」

「服も、靴も寮でなくしました。」寮の6畳くらいの部屋に10人くらいで

寝るそんな毎日だから、自分の物とか、新人はすべてなくなる。

「もう、1ヵ月で大会よ!」「完走できなかったらクビよ」

「クックビ」全身震えた「かっ関係ないじゃないですか?」「仕事と」

「私に言われても」「でも、みんな知ってるわよ」

「それより長靴と靴下を脱いで、」「へっ」「いっ嫌です。」

「早く」「はっはい。」

「このバケツに足を入れて、この紙の上に足を乗せて」「ゆっくりね」

「ほら、できた、ゴミ足魚拓!」田内がほほ笑んだ。

「笑ったりするんですね」「失礼ね」「いつも、キツイとか、恐いって言われる」

そんな事ないですよ。「きれいから、きっと」

「ありがと」むっとした顔で答えた。

「これで、明日、靴買ってきてあげる」

「いっいや、お金ないんです」「ホントに」

「そんなのいいのよ」「私、社長の愛人の子だから」「お金はあるの」

すると、田内は、タオルで、ゴミの足をふきだした。「うわっ」

「自分でします。」「勝ってね、絶対に完走してね。」「応援するから」

「私も変わりたいの」

それよりゴミは、この姿を見られると明日からのイジメに

耐えられるか心配だった。100パーセント死ぬ

するとドアが開いた田中だった

一瞬、今の状況にびっくりしたが

「ゴミ、マラソンの日取りが変わってん」

「2月7日が14日に変わったから」「それだけ」

「ありがとうございます。」「がんばります」

明日生きていれば・・・・田内は、そのまま寝てしまった。ゴミの足を

つかんだまま、


絶対に完走してやる


次の日から、案の定イジメが復活された、寮に帰ると、布団の中は

水浸し、すれ違うたびに殴られた。

毎晩のように田内は、仕事終わりにゴミのもとに来た。

「ところで、ごみちゃん、どういう経緯で、ここに働いてるの?」

「親方に引っ張られてん、ヘッドバッテングやねん」

「そう」軽く流して「どんなふうに」

それについて語った。(ブログの中にあります。)

「ドラマやろ~いつか物語にするねん」「その時は、田内さんヒロイン。」

そんな話をいっぱいいっぱいした。

いつも、田内は笑顔だった。ただ、このままでええんやろか

エア剥きもしてないし・・・・

そんなある日、いつものように階段を上がってると

ある声が聞こえた。「最近、田内さんゴミと仲良いみたいね」

「あの子大事な時なのに」「フランスの三ツ星のホテルから

誘われてるのに」「あんなゴミと話したら無理よ」

「そう汚れるわよ」「あんなの相手して、何がおもしろいのよ」


ゴミはなんか反省した。俺厄病神やん、

いい夢も終わりにせな、


その夜、いつものように田内は来た

手におべんとうを持っていた

それを差し出した。「マラソンのため、しっかり・・」

と言い出した、いきなりその弁当を地面にたたきつけた

「もう、来るな、」「俺練習せなあかんねん」「ここには、男・・」

のまで言い出した時、意外な答えが「ごめん!、美味しそうじゃなかつた」

「ごめん」「ごめん」「私、料理へたや」

「もう一人にしてくれへんか」「俺イジメられるのが恐いんねん」

泣きだした。

田内は、何も言わず出て行った。

弁当の中に手紙が・・・・

貴方と私は、似てるかも、だから、頑張ってほしいのです。

貴方の頑張りで私も変われるかも・・・・・

マラソン頑張ってね。

バレンタインデーはチョコ作ってあげるから・・・・

地面に落ちた米一粒残さず食べた、床にくっついてる米も取って食べた

そして泣いた、「俺、人間ちやうわ、やっぱりゴミや、ゴミかすや」

全身震えて泣き続けた。


いつか絶対ここのトップにたってやる

ここを変えてやる。


次の朝、田内は、みんなと仲良く笑ってた。

みんな、仕事以外で初めて見る笑顔だった

一方ゴミは、エアー皮むきをもらった靴を履きながら

毎日頑張っていた。

明日は2月7日変更がなければ、マラソンの日

長くなりましたが

次回最終回です。

お疲れ様です。


料理屋の誇り

すいません、題名を見て、物語かな~と

思った方

今日、婚約のご両親の顔合わせの会を当店で、していただきました。

お店の都合で、時間も合わせていただいたので、

料理ぐらいはと思ってました。

すごい事なんだなぁ~ってこんな大事な会を当店で・・・って

もちろん毎回、こんな会は、気合いを入れるのですが

数を重ねる事に、慣れが、生じる自分がいたりするのです。


今日のお客様の奥様になられる方が、わざわざお礼を言いに

厨房まで、来た時、次に出た言葉


深~いいい話

私、彼との初デートがこの店だったの。」

こんな美味しいお店を知ってる人なんだ。なら彼でもいいと

思ったの」と言ってくれました。

どう、これ、すごくないですか?いや、自慢みたいなんですが・・・


こういう会、お父さんの退職祝い、結婚記念日、誕生日、めっちや

いただいてます。みんな、めっちゃお礼言っていただけます。

これを誇りに料理人として、向上していく事を約束します。


ではまた、ゴミにもどります。お楽しみに

2009年11月15日 (日)

出来事

すいません。昨日書いたブログが、パソコンの何かのせいで

消えました。めっちゃ書いたのに

くやしい~

それから、昨日店の前で、20歳くらいの女子4人にごみ

って呼ばれました。ありがとうございます。

答えたのですが、前を歩いてる方がびっくりしてましたので

「ちゃん」か、「さん」くらいはつけてください。(笑)

ほんとご愛読ありがとうございます。

2009年11月13日 (金)

物語4

べラリンの壁1


毎日の立ってるだけの仕事に気合がはいった


もうすぐ包丁がもてる。そうはじめてここに立った日


おい!みんな「こんな調理学校もいってないなんも知らんゴミみたいな奴

そうやなぁ~、こいつの事ゴミと呼ぼうや」

「まぁホンマはカスとかクソがいいけど、食べもんやから
ゴミでまけたるわ~」「はっはっはっは」

ゴミ担当の今井があざ笑った。

あの日から3か月そしてもうすぐあっちに行ける

そう「べラリンの壁の向こうにいくねん」「べラリンの崩壊や」

ゴミは、みんなが気持ち悪くなるぐらいい、いやみんな緊張する

くらいみんなの仕事を見た。

そして、みんなが帰った後エアーじゃがいも剥きやエアー大根など

何もない手の中で練習した。みんなは、とうとう頭がおかしくなった

のではと・・・ただ笑う奴は、もういなかった。

どうせ、「もうクビやし」「かわいそうやけど、現実や」


後1か月でおらんようになる。


そんな時、料理長室で、大声で泣き叫ぶ声が聞こえた

谷口だ、そうトイレの一件から谷口はゴミを好きになっていた


ただ、10番以下の人間は、入る事を許されない部屋


「お願いします!頼みます!ゴミをゴミを、俺クビにしていいですから」


4番の滝が、おまえは、自分の仕事のことだけ考えとけ!」

おもっきりほうりだされた

2番の山下が、親方に最近若い者に元気でてきましたね~

あいつが来てから誰も逃げ出してないし、(やめてない)

みんな緊張して、仕事するようになって、必要かもしれませんんね

あんなゴミ

料理長は、にこりとも笑わず、険しい顔をしていた。


その晩、ゴミ捨て場で


ゴミが叫んだ「何や~」「これ、」「えっマジ」

「神は、おんねん」「俺幸せすぎてバチあたるで~」


ゴミ捨て場で、ぺティナイフをひらったのだ


そして、そ次に目にしたものは、

「フルマラソン完走マニアル」と書かれた本だった

しかし、その本には目にもくれず横に捨て、見たものは、

山内料理書であった。江戸時代の料理人で、歴史的な名前の由来など

を書いた本であった。そして、解読する辞書もあった。

う~んカツオは、・・・この字はなんてと調べるんやな


そして、マラソンの本はおきざりにしていつものように階段で上がった


14階をかけぬけた頃、田中がそこにいた。

「田中さん、どうしたんです?」「いや~なにも」

「トレーニングですか? お互いがんばりましょうね」

「おい、おまえ毎日20階まで、あがってんか?」

「はい。今日なんか、西田さんがこんな小さなゴミほりに
   下まで、6回目ですわ~」

 最初30分かかってんけど、最速7分ですわ」

「じゃ、行きます 息切れ一つせず駆け上がっていった」


「あいつ、もしかしたら」田中は、息が上がって死にそうだった

やばいと感じた、もし俺がゴミに負けたら・・・」


厨房に帰ると拾った包丁を持って、「早く夜中にならないかなぁ~」

思いながら、夜の営業が始まった。


4番の滝がふと

「西田さん、ぺティナイフ新しいのん変えたんですか?」

「あんなに大事に使ってたのに」

2009年11月11日 (水)

物語3

屈辱


昨日褒められて、すごくご機嫌で仕事に入った


「すがすがしい朝やなぁ~」「幸せやな~」


掃除が終わり、コーヒを入れそして僕以外がみんな働く

厨房は、張りつめた緊張感いっぱいで人の息が聞こえ

るのではないかと思えるぐらい静かだった。


ゴミはの仕事は立ってるだけで、何ひとつ仕事する事を禁じられた。

ただ一日中立ってるだけで足は、しびれ頭は、ふらふらするそんな日々

が3か月続いた。ただ、最近は違った、


みんなの仕事がいつもよりスローに思えた。「谷口さん、その皿違うよ」

心の中で叫んだ」その瞬間「谷口、皿違うやろ!」「ボカッ」

井上が吠える。この井上という男は、ごみにとってどれほどわずらわしかったか

本人はまず殴られた事がないし、喧嘩もした事がないので加減をしらない。

とにかく、すぐ手が出る、まるで楽しんでるのではないかと思えるくらい

ただ、仕事は、できた、すごく皮むきなどはやっかった。

俺に聞いてくれたら、皿から、食材まで何でも知ってるのに

毎日の掃除、見てるだけの仕事歴3か月

おかげで、何でもできるのではないかと錯覚するくら

い人の仕事と冷蔵庫の中を見た。何処に何があるどこ

ろかソースの配分も見た目で感じる

レベルで、すべてわかっていた。

いつか、俺にもチャンスが来るから、その時まで、我慢。我慢。

夜の営業も終わり、みんな帰り、一人トイレ掃除をしていると


なんか頭の後ろから、生温かい液体が降ってきた、振り向くと


井上がおしっこをかけてきたのだ、一瞬で頭に血がのぼり

井上をトイレのコーナにおいこんだ、こぶしを握った所で

自分を応援してくれた、仲間を思いだした。「じんちゃん」「めぐちゃん」

「ひろちゃん」「ごめん!」そして殴ろうとした瞬間「あの日、ここに来る
事になったあの日を思いだした」「紫のスーツの」

「すいません」「ひざまついて誤った」「けど井上さん俺便器やないから井上は、殺気から解放され

ホットしたが怒りがこみあげてきた

俺ゴミやから、」便器は、こっちやから・・・


顔を上げた瞬間井上の蹴りがまともに顔面に入った

一瞬で、トイレが真赤に染まった。尋常でないくらいの血が出た。

井上の横にいた谷口はあまりの出来事に逃げ出した。


真白のシャツが赤と黄色にそれですべての状況が理解できた。

「井上さん、俺、便所虫みたいな男やから、間違えたんですよね。」

「わかります」「俺が悪いんです。」「なんもないので帰ってください」

「後掃除しときますので」

井上がトイレを出ようとした時、お店3番の西田が入ってきた、

なんや、どうしたんや、井上!!!こら~

人目で状況が判断できた。西田は、お店の中でも

ゆいつ優しかった。いえ殴らなかった人。そんな西田

がキレた。

西田が殴ろうとした時、ゴミがそれを止めた

「西田さん、勘違いですよ。」「俺がおしっこもらして、こけただけなんです。」「なんもないんです。」「井上さんは関係ないんです。」

「なんでそこまでかばうねん」「ションベンかけられたんやど・・・」西田の声は怒りで震えてた。

親方に言ってくるわ、西田がトイレを出た時、「西田さん、それだけは、
かんべんしてください。

俺、俺おれは、便所虫いやゴミやからこの店おらんようになってもなんも

関係ないけど、井上さんは料理してる人で、すごいと思う、井上さんの料理食べにお客さんくるやん

俺は、毎日見てるだけやもん、お客様に料理出して初めてお金いただける
のに、俺見てるだけで2万6千円も毎月もらってる、何をされてもしゃーないねん。」でも俺はここが好きで、ここで働きたいねん、そして

親方の役にたちたいねん!だから、お願いやから、俺をここにおいてください。お願いしますと言いながら泣き出した

ゴミ自身自然に出た言葉だった。

西田は、何も言わず立ち去った。


その夜、いつものゴミ捨て場で、いつも以上の叫び声がした。「悔しい、なんで

おれだけこんな目にあうねん。」「俺、料理したいだけやん、あかんのう

ゴミやからか」「親方答えて下さい。」「俺を何でここに連れてきたん?」

うおおおおおおおおおお!17歳の少年にはあまりにも屈辱だったのでは

次の朝、西田は、親方に、「そろそろゴミにじゃがいもの皮くらい

むかせたらどうですか?」

親方は、するどい眼光で、田中を呼べ、西田「田中ですか?」

田中という男は、趣味マラソン、トライアスロンという

筋肉マンみたいな男である「何で田中を・・・」

次に書いた親方の言葉に西田は・・・

「田中とマラソンに出て完走できたら皮むき、できなかったら、クビ」

そんなん無理に決まってるじゃないですか

親方黙って部屋を出た

「おいゴミおまえと親方どいう関係やねん」心の中で悲しんだ

3日後考えに考えて

重苦しい気持ちでゴミに

「今度フルマラソンに出て完走したら、ジャガイモの皮むきさせてやる」

「マジですか、やった、やった、西田さんありがとうございます」

「涙うかべて、シャトーむきですね。包丁でなく芋を動かす」

「やった。やった」「芋を動かすって、おまえ何で知って」

「それから、もし完走できひんかったら」

それ以上何も言えなかった

ただ、残念なことにゴミは、フルマラソンの意味はしらないみたいだった

自分はもう皮むきさせてもらえるもの思っていた

「じんちゃん!出世街道まっしぐらや」


長々とお読みありがとうございます。

この辺で、実は、僕は仕事の意味がわかってきたのです。そして自分の価値も

だから、決してすねてたわけでなく

自然に出た言葉だと思う。


寮生活で、情報のない世界だから我慢できたと思う(今は、情報がありすぎる。)し

加減の問題では、やはり子供の頃に殴られるべきだと思う。(現社会問題)

いいか、悪いか別にして


物語2

仕事の意味2

毎朝5時に出勤して、すべて掃除してコーヒを入れて先輩を待つ


まずいとか、苦いとか。甘いとか20人くらいが文句をいいながら殴る。蹴る。ただ嫌ではなかった。一日でたった一回の料理?

ただのイースタントコーヒを入れるだけだがそこに誇りさえもっていた。

「じんちゃん、俺仕事できてん、めっちゃ幸せ~」

「みんなに頑張ってもらわないと」「俺なんもできひんし」


3か月働いてたったゆいつの料理。イースタントコーヒをいれる

この行為にどれほど喜んだことか

そんな思いが届いたある朝


となりの中華の料理主任の陳さんが来た。


「おいコーヒ入れてくれ、」陳さんが大声で言った

ゴミ「はっはい。」

「陳さんは、たしか、そうだ。ブラックの・・・」

「お願いします。」

ゴミはまだその部屋には入る資格はなかった。

マネージャがコーヒを陳に出すと

一口コーヒを飲むと


「誰が入れてん呼んで来い!」


マネージャ「はっはい」

「おいゴミ!となりの陳さんが怒ってど!」

「行ってこい」

「はい。」

おそるおそる部屋に入っていきなり

「すいませんでした。」「僕がコーヒーをいれました。

「何で誤ってんねん」「顔あげ」

ゴミは驚いた「陳さんって昔人殺したってうわさある人やけど、優しそうな目してる」

今度は陳の方が驚いた。こんな若造がいれたんや

「そやけどおまえ顔どないしてん?」「ぼこぼこ

やなぁ~」

「いえ階段でこけるんです。

びくびくしながら答えると


笑ながら「俺も昔ようこけたけどおまえこけすぎやな

」ただ眼光はするどかった

やりすぎやこないぼこぼこにしたらあかん

でも俺が言う事もまちがってるし

ごみはいつ怒られるか内心ドキドキしていた


そして陳はにこりと微笑み「美味しかったから呼んだやで」「何で俺のコーヒの好み知ってんねん」


心の中の芯に花がさくほど嬉しかった「いや・・はにかみながら、「事務所の地下の自動販売機でカップのコーヒの機械あれで、みんな何を買うかいつも見てました。」

ほとんどの人は、解ってます。
「こっこいつ」
何で調べたんや

「僕は、何もできません、だけど、打ちの親方のために頑張りたいと心から思ってます。」

「おいしいコーヒだせば、みんな頑張ってくれるかなぁ~って」「そしたら親方のためなるんちゃうかなぁ~っておもったんです。」


陳は羨ましかった。

「何で親方の事、好きやねん?」


「僕を発掘してくれたからです。」

そのすみきった目はきらきらしていた

「親方のためがんばれよ」


陳はごみの肩を抱きしめ、「絶対おまえ一番なれよ」少し涙ぐんで「応援してるから」


ゴミには分からなかったなぜ涙ぐんでるのかも「そんなに美味かったんかなぁ~」「食は万里を超えるゆうもんな~」


ただこの様子を見た井上は、「ゴミのぶんざいで・・・」「明日覚えとけよ~」


いっぽうゴミは相変わらず仕事は立ってるだけ、後ゴミ捨て、重たいものを運ぶ、掃除で1日19時間働いた。

うち12時間立ってるだけこれがどれほど辛いか本人しか解らなかった。

ただ少し仕事の意味がわかってきたようなわからないようなそんな感じだった

人に喜んでもらおうと仕事すれば万里こえるんやなぁ~

多分3か月めくらいの出来事で、初めて褒められたシーンなんです。

今でもよく覚えてます。コーヒ入れる事バカにしてませんか?

僕は、ホテル500人で一番のイーンスタントコーヒを入れるのが

旨いといわれました。(*^^)v

2009年11月10日 (火)

物語1

僕の修行時代の話です。何を学んだかと
いえば、何でも楽しむ、小さな喜びを心から感謝する事。そしてすべての事を受け入れた上で考える

そしたら自分だけ辛いとか思わないじゃいかな~

辛い人に読んでもらいたいです。

●仕事の意味●


1985年日本が一番輝いてた時代、みんなバブルという

泡に酔いしれてた時代、日本列島全体に甘~い

シロップがかけられてたような、そんな夢の時代。す

べて高い物が売れ、ブランド物に列を作り

1杯何万の酒が売れ、車は外車、女は宝石、子供まで


が大金をもってる。一生懸命働かない事が美しく

のら猫さえもネズミを食べなくなったそんな豊な時代

ラッテフイラ誰もが夢描くお城のようなホテル。そこ


のフランス料理店ルッソロア


ここで働けば将来は保障され、技術を学ぶために年間


年間200万円の調理学校に行きフランス校でまた一年で400万そんな大枚はたいても働きたい若者が何百人もおとずれる。


4月になると30人ほどの若者が入社し5月には、一人、も

しくは一人もいない


日本列島にふりかかった甘ーいシロップは、ここには存在しなかった。


ラッテフイラの地下ゴミ捨て場12月24日

「ね~あの子、まだ続いてるわね」「あんなけ殴られて」「ゴミ捨てて」「しかも帰りは20階まで階段で上がって」

「それを4回繰り返すのよ」「なんの意味があるの、ただのいじめじゃないの」

「うちの子には、あんな思い絶対させない」
「そうよ親が悪いのっよ」

「それから、見て、最近よく見ない?」「あの紫のスーツの人」

「見る見る、怖い顔してるわね、怖いから、近寄ったらだめよ」

「そうよ今日は、クリスマスイブよ」

「早く息子にプレゼントを」
「何買ったの?」

「う~ん17歳だから、バイク」「欲しいっていってたし」

「うちは、ハワイ旅行あげたの」

「高校生に?」「早くない~」「まぁ勉強ね」

「そう小遣い20マンで足りるかしら」

「あっ、もうすぐあの子泣きだすわね」

「いつものやつ始まるわね」

「さあ、帰りましょう」「イブなんだから」


「ほら泣き出した」


「もう、もう無理や、絶対無理や」「うっうん」「何で怒られてるかも解れへん」「うおーおおお」

「げんちゃん、めぐちゃん、ひろちゃん」「ごめんな、俺、やっぱ人間欠陥品やわ」「先生の言うとうりや」

もう自分では、何が何なのかもわからなかった。悔しいのか、悲しいのか

涙が止まらなかった、そして赤く腫れあがった顔に涙は容赦なく

痛みにかえた。

「何であの時、殺してでも止めてくれへんかったんや」「何であんな笑顔で送りだしたんや」「おまえら言っとたんあや」「やまちゃんできる人やって」「喧嘩したらあかんでって」「だから俺」「うっううう」

「約束まもられへん」「でも」「ぐううううううううう」「うおおおおおおおおおおおお」

「みんな元気か?」「俺もう帰りたいねん」「でもみんなと約束したやろ、だから・・・」

涙がボロボロとまらない


」俺「ゴミやねん」「職場で、ゴミって呼ばれてるねん」

「もうどう頑張っていいかもわかれへん」「仕事立ってるだけやし」

「朝起きたら、死んでたらいいのに」「そしたらあきらめられ」

「うぅぅううっっうううううう」「くそ」「負けへんで」「俺あの方笑顔にすんねん」「絶対負けへん」

くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

「すっきりしたわ」「さぁ今日も殴られにいこか~」


ゴミ捨て場での毎日の風景、そして20階まで、毎日
階段で上がる何の意味があるとか、ないとか

ゴミには、関係なかった。ただ、続けるいや生きる事

に必至なだけで楽しむ事、喜ぶの意味を忘れて


そう同じ年代の子は、イブというイベントを楽しみ
あったかい夜をすごしてるというのに


字ばかりですいません。ブログとしては最低ですね(*^^)v

ありがとうございました。

年末まで、後5話書きますね。読んでください。

やま。

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