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『割烹やま』の山内です!
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2009年11月20日 (金)

物語(最終回)

毎日、毎日エアー皮むきに励んだ。


それは、新人料理コンテストに出れるかもしらない

それだけが、生きる望みだった。

今年のテーマはデザート。なんか人が喜ぶアイデア

ないかな~技術でなく、愛やねん!そう感じた。

2月7日朝、厨房に行く途中陳さんとすれ違った。今から

中国に行くらしい~後で僕のコーヒを飲みに来るらしい

さぁ気合い入れて、頑張るぞ!

ここ数日のイジメはひどかった。もう布団にはゴミだらけになって

いたり、しかたなく廊下で、寝てると頭から水をかけられたり

2月ですよ、どういう事になるか

ただ、ゴミはあの田内さんの事で頭がいっぱいだった。

「ごっめん」「私が料理へたや」あの言葉が頭から離れなかった。

「俺は、俺は」「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

寮の廊下で叫んだ。すべての部屋の電気はついたが誰もこなかった。


さて、掃除も終わり、コーヒの準備と思った時

陳さんが、入って来た

「おい!」「おまえ」「何してんねん!」どなりあげた


「コーヒ?」「違う、今日マラソンの日やろ!」

「へっ」「あ~田中さんが今日が変更で来週に」「あほ」

「今日や」「「田中もう行ってるぞ!」「そっそんなん」

「お前、今すぐ行けるか」「はっはい!」

陳の車で会場まで走った。「間に合えばよいが」「お前、昨日寝たか?」

「20時間くらい」笑顔で答えた。

「大丈夫か?」「僕は負けません」「僕を応援してくれる人がいるかぎり」

「そんなにおるのか?」「3人くらい」「えっ」「陳さんも入ってるんですけど」「・・・・・・」

「俺は、今から空港に行かなあかんから、マラソンは、見られへんけど

頑張れよ」陳は怒りで爆発しそうだった。

「あの~田中さんには、何も言わないでください。」「なんでや!」

「走りで、勝負しますから」「お前、なんかスポーツしてたんか?」

「ぜんそくで、見学してました。」「・・・・・」

一方田中は

「やっぱりゴミはこなかったな」「そらそうよ~」

「田中さんみたいに走れるわけないじゃん」

「あいつ偉そうな事言って、やっぱりゴミやのう」ははははは

総勢15人くらいで騒いでいた。「ねぇ谷口さん」「うっうん」

すると、場内放送で、谷口と田中が呼び出された。

そこには、陳とゴミがいた。

ゴミは、陳さんに何回もお礼をいい、田中さんのところに行き

「すいません。遅れて」

そして、谷口を見た。寂しかった。友達や思っていたのに

これで2人しか、おらんようになった。

ただ、総勢15人は、「頑張ってね~」と応援した。


そして、ゼッケンをもらいスタートに向かう時

「キミ、すごいシューズ履いてるね。」

「えっ」「それ10万以上したでしょ」「えっ」「あっはい」

あかん泣きそうや、あかん、今泣いたら、あかん

スタート場に着くと、田中はゴミより50人くらい前でスタートした。

みんな走りだした。後ろのゴミは、歯がゆかった。

「まだ、」「まだ、」そして田中から5分遅れてスタートした。

「おりゃ~」と出たものの前がつまって走れなかった。

まあ~先は長いしのんびり行こうと思ったけど、40キロのイメージ

がつかなかった。「こんな年配の人も走るんや」「完走できるよ俺」

そして、頭の中では初めてあのホテルに来てから今までの事が頭によぎった

そして、笑えてきた。「俺なんで走ってんねんやろ!」「何でやろ?」

俺、料理やりたくて来たのに・・・「走る意味ある?」

そして10キロを超えた、「余裕やん!」「行くぞ~」ペースを上げた

ただ、一つ疑問があった。「あの水は、お金いるのかな~」かってに

とってるように見えるけど・・・「喉かわいたなぁ~」「金ないしなぁ~」

「みんな、無駄に捨ててるし、バブルやな~」「いくらするのかな?」

「聞くのん恥ずかしいし」「お金ないのん?言われたら・・・」

「我慢」「我慢」そして18キロを超えた、あかん、喉が燃える

みんな捨ててるし、拾うかな~水残ってるしなぁ~

と思ったが、カッコ悪いのでやめた。

そして、つっらい、ホント辛くなって来た。その時これ飲んで頑張りや~

と知らないランナーがスポーツドリンクをくれた。

「旨い、これでいける」「田中さんやっぱすごいな」「スピードアップ」

いちいち両手をあげてポーズをとった。見ている人が笑った。

そして、今度はバナナをくれた。そこで「なぜ?」「そのシューズのメーカ

なんです。」「頑張ってください!」「ありがとう~」「田内さん」

でも、やはり疲れてきた。「しんどいなぁ~」「どうしょう」

「よし」歌を歌いだした。しかも、作詞作曲ゴミの歌


俺は最低ランクの人間さ~人からみんなゴミかすと呼ばれてる~オウオウ

だってゴミだもの恐いものはないさ~オウオウ

なんだってやるさ、マラソン、階段へっちゃら、へっちやら

しょんべんかけられても、殴られても、いつか笑顔にするためなら

オウオウ俺は最低ランクの・・・・~

わけのわからん歌を大声で歌いながら走った。

みんな笑った。そしたら、水はくれるし。チョコももらった

なぜか、キムチももらった。しかも、食べた「水~辛れ~水」叫んだら

水もくれた。そのうち25キロを超えた。「田中さんすごいなぁ~」


ところが田中は15キロで棄権していた。

みんな集まっていた。

「田中さんどうしたの?」「足の古傷が・・・」

「ゴミは?」「とっくに棄権して帰ったわ、情けない奴やわ」

「なぁ~谷口」「うっううん」

「ほんとゴミやもんね、仕方ないわ」「これでクビね」「せいせいするわ」

「あははははっははあ」と大笑いして帰っていった。

ゴミの服をおきざりにして


ホテルでは、田内は気になっていた。「ゴミくん休み?」「風邪」

ただ、仕事は忙しいのと、2月14日は忙しいのにゴミのため休みを

無理にもらってるので、何も言えなかった。厨房でもまったく

同じ人がいた。西田だ。気にはなっていたが、立場上何もいえなかった。

ランチが終わり、一息ついた時に井上が「ゴミ走ってるんかな~」と言った

それをきいた西田が、「今日か、来週やないんか?」井上がびっくりして

「いえ今日です。谷口と田中さんで寮でていってましたから~」

「ゴミは行ったのか?」「それは知りません」ぶっきらぼうに答えた時

田内が入ってきて、「今日なの?」「ホント今日なの」井上はびっくりした

あの冷静な田内さんが・・・

「誰か応援に行ったの?谷口と後10名くらい」井上が答えた時

田内は、涙ぐでいた。「今から、私行きます!」「ダメなら辞めます」

西田が、それを止めた「今から、行っても間に合わないし」

一同静かになった時谷口が入って来た。

涙目で「ゴミが、ゴミが・・・」「井上がどうした?」

今までの経緯を谷口が話した。すると突然、井上が、谷口を殴った

谷口が倒れれた。「これから、ゴミをいじめるのは俺一人や誰も手だすな!

それから、「あいつ、ここまでどうやって帰るねん、おう」

「今から、寮に行って井上軍団連れて会場に行け、それで、田中さんも

居てたら呼んでくれ!俺あの人の秘密知ってんねん」

で、「西田さんも行ってやってください。田内さんとお願いします」

ここでできる事は、徹夜してでも井上がやりますので、お願いします!」

みんなで会場に向かった。

ゴミは、35キロを走っていた。もう何も考える気力もななかった

だが、また、あの一言が「俺これ以上いじめられるのが恐いねん」

「ごめん、」「私が・・・・」

「くそ!」「ゴミかすにしんどいとかいう権利なし!」「おおおおおおお」

その時、「そうだ、新人コンクールこれでいこう」「田内さんにプレゼント

するねん」「これはいいアイデアや~」

そして、40キロを走った「みんな、待っててや」「完走や」「べラリンの
崩壊や!」「涙が出てきた。」

15人が温かく、見守ってくれる絵を想像した。横を見るとゴールした

人が、祝福されてる。毛布にくるまって、喜んでる。

「暖かそやなぁ~」「俺ももうすぐや」「やったで」「俺走り切ったで~

「ゴミコールとかいらんで、恥ずかしいから」「頼むで・・・・」

そして、ゴール後200メートルみんな声援してくれる。

ただ自分の仲間は誰もそこにはいない。いなかった。

谷からつき落とされた気分だった。絶望ってこんな事なん

そして、一人ぼっちでゴールした。誰もエールはなかった。

係の人が友達は?お連れは?とたずねた。ゴミ「おらん」「一人や」

もう全身の力がぬけていたが、この場から去りたかった。

記録の紙ももらわず、そこを去った。ほかのグループのみんなの喜ぶ声が刃のように

ゴミの心につきささった。「俺、何期待しとんねん、」「あほやな~」「ゴミやで」

「応援してくれるわけないや」だって俺はゴミやもん最低ランクの人間

と歌いながら泣いた。たくさんの人がこちらを見た。辛かった。恥ずかし
かった。

耳の奥に「あの人マラソン一人できたんやで~」「友達おらんねんで~」

そう聞こえた。そして突然凍えた、集合の場所に行くと無残にも

ゴミの服が落ちてあった。服といってもコックコートとTシャツ一枚

だけだ。「寒いな~」「ここ何処?」ただ、この場所からは、去りたかった

「あの係の一言、キミ一人?」がゴミの頭の中で追いかけてくる

どうやって帰ろう~。帰っても誰も喜んでくれへんし

「親方ぁ!」「親方は俺に何を望んでんねん」「答えてくれ!」「答えてくれ」


西田と田内が会場に着いた。もう片付けが始まっていた。

「ゼッケン728番の男の子見ませんでした?」田内が聞いた。

ああ~あの子ね、お連れの方?「はっはい」「何処に」

「これ、記録証明書、受け取らずに行ったから」

西田が受け取った

「あっあいつ」田内が完走したの?と覗きこんだ

3時間27分だった。「すごい」「田中でも3時間30分きれないのに」

「ねっ何処よ、何処にいるのよ」「ゴミ~~~~~~~~」

2時間くらい探したが見つからなかった。

西田が上服着てないんやろ~はよ探さなやばいやろ~

その時、西田のもとに紫のスーツを着たいかついおっさんが来た

「親方!」西田は頭を下げた。田内は、「何よ、何しに来たの?」

「冷血人間!と叫んだ」紙に「見つかった」「●●ホテルのゴミ捨て場

と書いてあった。その時西田も田内も、ホテルを辞めるつもりだった

ゴミと会うまでは


ゴミ捨て場で、ゴミに埋もれて暖をとって寝ていたのだ。

警備員がゴミのコック着を見て電話してくれて、親方が来て

警備員に謝ったみたいだった。

西田と田内はゴミに駆け寄った、「大丈夫?」「大丈夫か?」

ゴミは「これでべラリンの壁も崩壊ですよね。」「そっちにいけるよね」

西田と田内は涙を流しなが「当たり前や、頑張ったもん」

そして最後にゴミは「これで親方笑顔にできるなぁ~」

「西田さん田内さん一緒に親方笑顔にしょうね」「宜しくおねがいします」


数日後
田中はホテルを去った。マラソンに負けた分けでなく、ホテルの皿などを

横領していたのだ。井上がちくった。


おしまい


構成・・・・・・・・・やま

編成・・・・・・・・・やま

監督・・・・・・・・・やま


作詞作曲・・・・・・・ゴミ


♪俺は最低ランクの人間さ~オウオウオウ

バブルもサムプライム問題も恐くないさ


だってゴミだもん・・あの人笑顔にするためなら

何時間立たされても、寝る間なくても

べラリンの壁も崩壊さ、ジャガイモなけりゃ、エアーで

へっちゃらさ~だってゴミだもん♪

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コメント

どうしよう・・

泣けてしょうがないよ・・

やまちゃん!よく頑張った!

本当に・・・・!!!


仕事終わって帰ってきたら、又じっくり読ませていただきます。

*化粧落ちてしまった・・・・


 お疲れ様でした。


  人に歴史あり

 超感動の一大青春物語

 修行時代の理不尽な扱われ方にも耐え忍んで

 希望を持って生きていた。

 人に悦んでもらえるような料理を創りたい。

 その基本姿勢が、今の「旬魚旬菜 やま」を

 支えているのですね。


 早く映画化されるといいですね。


初めまして、乾麺ライダーさんのブログから来ました。

一時間、パソコンの前にくぎ付けになりました(涙)

頑張る勇気を頂きありがとうございます!


誠に短文ですみません。

すてきです

私も目が~~~

涙が~~~~

シャンちゃん

一緒になきましょう

ゴミの歌を歌わなきゃオウオウ

涙がとまらないオウオウオウ

うええ~~~ん

ありがとう

本当に


明日が

未来がたのしみに見えてきます

おつかれさまでした。
ありがとう”

↑↑


ありがとうふもふもさん。


これくらいの情熱を持たなくては


生き残れない世界が、ここにはあるのです。

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